同窓生寄稿文

イメージ

 いよいよ母校の貝南が創立50周年を迎えるとのこと。この機に私が過ごした貝南時代を振り返ると…まだ新設校と呼ばれたあの頃、学校全体は活気にあふれていました。個性的な先生たちが行う授業は大変魅力的でしたし、各クラブ活動も本当に充実していました。
 私自身も放送部で3年間を過ごし、そこで得た経験や人間関係から学んだものが、今の私の生活の基盤となっていると言っても過言ではありません。思春期真っ只中の高校生活で得るものは、その後の人生を大きく左右するのだと改めて思います。
 また、現在私は人と関わる仕事をしていますが、ここへたどり着くまでの学業や就業が、全て何らかの形で結びついていることを実感しています。人生のその場その場で起きる出来事は一つの通過点に過ぎませんが、その点が繋がることで線になる、その線がいかに広がっていくかということが、その人生が豊かなものであったかどうかという証になるのだろうと感じています。
抽象的な話ばかりになってしまいましたが、貝南時代に関わった多くの方々には今でも感謝していること、これまでの生活だけでなく、これからの生活の礎にもなるのだろうということを思い、50周年を迎える母校へのお礼の言葉といたします。
 「ありがとう貝塚南高校!これから更なる歴史を刻んでください。」

6期生 新田 佐智子(旧姓 井上)